桂川スーパーレインボー、スーパーヤマメとの出会いを求めて_2023年釣行記vol.15

ユーロニンフ
桂川公園上流部に位置する通称「岩井プール」

桂川公園の駐車場に着くと毎週来られているという熟練のフライマンが車でくつろいでおられた。
挨拶を交わし、直近の川の情報収集。
昨日は岩井プールでライズが頻発して20匹くらい釣られたとのこと。
放流マスが相当入っている模様。

自分が身支度を終えると声を掛けてくださり、ポイントを案内してくれるとのこと。

何と!

実は前々回、桂川に初めて来た時にも、自分がデカニジを見つけられないでいると、わざわざ川を案内してくださりデカニジの居るポイントを指さしで教えてくださった。

「あそこの沈み石の所でライズするから少し上流に立って上流からフライ先行で流したら釣れるから・・・」と現地現地で教えてくださった。

教えの通り、ユーロニンフのドロッパーにセッジ系、リードにウイリーバガーを結び、底を転がしながらもウエットスタイルでゆっくりとチョンチョンと誘いを掛けながら流すと「ゴトゴト」とアタリ。

さほど時間を要さずにヤマメ、ニジマス、ヤマメとヒット。
おそらく先週に放流された個体と見るが、体は結構痛んでいた。
フライは、箱根早川でご縁のあったテンカラ名士より教えていただいた孔雀胴のテンカラ毛ばり。

孔雀胴のテンカラ毛ばり。タグとヘッドに赤いスレッド、ボディーにピーコックハール、ハックルは白またはサドル。

ヒットしたヤマメ。放流したばかりという感じの個体。まずは坊主回避にほっとする。

朝一、複数のライズが見られた。ヒットしたヤマメ。

朝からライズしているポイントにユーロニンフシステムをウエットタイプでキャスティング&ダウンクロス。

程なくヒット。
ニジマスも鰭の状態や体表面の痛みが顕著で痛々しい。

放流直後と思われるニジマス。

パーマークが不自然に濃い。
魚に罪はないが釣りの対象としては苦しい感情は隠せない。

ウエットに食ってきたヤマメ

痛々しい魚をたくさん釣っても・・・と思い、朝一は釣り人が少なかったので少し広範囲を探ってみた。
しかし、アタリすらない。
いったいスーパーレインボー、スーパーヤマメはどこにいるのか?

富士山をバックに桂川公園のすぐ上に位置する深瀬

岩井プールを後にして下流の深瀬へ

沈み石もあり深さも十分、放流ポイントからも近く、いかにも魚が居そうなポイント。
フライの流れの速度を見ながら、しっかりとフライが底波に入っていることを確認し、魚が着きそうなレーンを丁寧に流す。

40cmに満たないがヒットしたニジマス
ヒレの回復も進んでおり、ボディーの模様や輝きも美しい!
桂川でヒットした魚の中で、ようやく納得のいく初の銀ピカニジマスがヒット(^^)/

感無量!!

流心奥のラインにフライをしっかり沈めて流してヒットしたグッドコンディションのニジマス

フライはセッジ系のウエットフライ
これをドロッパーに結ぶ
赤のテールがアピール効果が高と思われる
ヒット率が高い信頼をおくフライの一つ

ニジマスがヒットしたセッジ系のウェットフライ

続いてイワナがヒット

同フライにイワナもヒット

更にイワナを追加
こちらはトラウトガムにヒット

トラウトガムにヒットしたイワナ

反応もなく魚だと思っていた影が実は石だと分かって気持ちが切れてふれあい橋に戻り橋下の魚の付き具合をチェック。
上流側に3匹確認。
下流域にも足をのばして4匹確認。

ふれあい橋から下を覗き込むと30cmに満たない魚を数尾確認

橋下流域の魚の位置をしっかりと覚えて梯子を伝って川に降りる
背面斜め45度からゆっくりと近づき魚影を確認
フライが着水してからうまく口元に届くように投入ポイント、ラインテンションを調整するのが難しい。
幸いにも魚は定着して逃げずにうまいことヒット!

ふれあい橋下流域で見つけたイワナ

更に上流部にいたイワナも同様にサイトで狙ってフライを送り込む
ヒット!!

サイトで掛けると何とも快感である(*^^)v

こちらもふれあい橋下流域で見つけたイワナ

川から上がってふれあい橋から再度、魚の居付きをチェックすると同じ場所にまだ魚がいることを確認
川に降りて慎重に近づき魚影を確認
フライを口元に届けるためのスジをイメージし、数回投入する中で距離とラインテンションを調整していく
魚の動きでアワセを噛ますとずっしりと動きのある重量感が竿伝いに感じられる
この瞬間はサイトフィッシングの何とも言えない魅力だ

ふれあい橋下に泳いでいたイワナ

橋付近の見える魚を仕留めて大満足したので後は新規開拓の時間とした

宮下橋下流域、おなん淵をチェック
駐車場がなく川を細かにチェック出来ないのが難点
事前情報の必要性を感じた

困った時のネット検索
放流ポイントの一つに明見取水口の記事がヒット
駐車場の案内もありこうした情報は本当にありがたい
お世話になったサイトはこちら。ご参考まで。

明見取水口の上流域のインレット。いかにもというポイント。

少し藪漕ぎがあるが、蜘蛛の巣が張っていたので入渓者は少ないと思われた。

下見に川に降りた時に右手に少し痛みを感じた
車に戻る際に再度激痛が!
イラクサだった
触ると炎症が悪化するので気にせずに我慢した

恐る恐る草に触れないように再度、そこを通過してポイントへ

流れ込み辺りを丁寧に流すと程なくヒット
やたらと元気で何度も飛んでよく走った
サイズがそうでもないことは確認できたのでなめていたがラインを引き出す程に竿を絞り込んだ
上がってきたのは鰭ピンの天然と思われるパーマークが薄っすらと見えるグッドコンディションのニジマス

暴れはっちゃくのニジマス①

続いてヒットしたニジマス
こちらも元気な鰭ピン
これも良く走った!

暴れはっちゃくのニジマス②

更にヒットは続く

暴れはっちゃくのニジマス③

手にしてした後にリリース
元気に川に戻って行った

あどけない顔だがヒレは綺麗

少し場所休めも兼ねてもう一段上も偵察に川を遡る
ここも素晴らしいポイント

木に覆われた日陰の中を深瀬が悠々と流れる
スーパーレインボーがいるならここだろと言わしめるポイント

いかにもポイントその①
いかにもポイントその②

ここでもアタリとヒットが続くが流れが強いせいか、バラシ連発

暴れはっちゃくのニジマス④

こちらも信頼をおくフライの一つ
ヒゲナガラーバ(クロカワ虫)で餌釣り師が釣果を上げている場所では迷わずにこれを結ぶ

激流ポイントで追加
この魚も鰭ピン
ここら一体は鰭ピンばかりだった

暴れはっちゃくのニジマス⑤

こちらはヤマメに実績の高いヘアーズイヤー
今回もニジマスのヒットで信頼度を重ねた

絶大なる信頼を寄せるGBHヘアズイヤー

これもバランスと色合いの良い綺麗な鰭ピンニジマスでした。
良く走ってジャンプした暴れはっちゃくでした

暴れはっちゃくのニジマス⑥

こちらは体高もありずっしり
おなか周りがメタボな一匹
鰭ピン、ジャンプに、重さも加わり竿をしっかりと絞ってくれました

暴れはっちゃくのニジマス⑦

大物とのご縁はありませんでしたが数では15匹くらいはキャッチできたので釣りとしては十分に楽しめた一日でした。

本日のラインシステムとフライマテリアルのご紹介はこちら。

ちなみに公園上でお会いした漁協の方のお話によると只今申請中で承認されれば来年から遊漁料が値上げされるとのこと。

現地でお会いした漁協の方が言われるには2024年度から値上げとのこと

帰りはうどんの駅で吉田うどんをいただいて締め

帰りは再びうどんの駅

前回は冷やしうどんだったので今回は温かいかけうどん
私の郷土である福岡のうどんは軟麺ですが、前回も同様に固い麺でした。
愛知の味噌煮込みうどんの麺のような感じです。
美味しくいただき岐路へ。

ごちそうさまでした

今日は温かいかけうどんを頂きました

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