あこがれの桂川へ
桂川と言えば、相模川の上流域の河川名で富士山の伏流水により水質の良い水の冷たい川という印象。一方、その無限の恵みと懐の広さに人間のおごりが出たものと想像するがゴミ捨て川のような悪評も耳にする。
両面コンクリートの護岸も激しい。
川に入る場所が制限されることが非常にもどかしい。
河川の護岸事情については、改めてどこかで調べてみたい。
ところで、桂川では5月の杉坂研治さんのスクールに参加した際にも釣りをしているが、自分の認識で背は忍野地区の桂川は”忍野川”、都留・桂川漁協管轄域を”桂川”と区別しており、後者の流れのある桂川でも以前から釣りをしてみたいと思っていた。
まずは宮下橋へ入釣
橋の上から魚がいないかチェック。
小さい鱒を確認。
すかさずフライを投入してみたところ、まさかのヒット!
得てしてこんな時はアワセが甘くなるせいかバラシの確立が高いが案の定のオチ。
魚の顔を拝めずに坊主の文字が頭をちらつく。
気持ちを立て直してすぐ上流の落ち込みへ
ここは魚の気配もなくかすりもしなかった。
つづいて境橋付近へ
宮下橋から川の状況を見ながら左岸から右岸と川沿いを歩きながら境橋へ
餌釣り師が既に入釣していた。声を掛けたところ釣れたとのこと。
魚の存在を確認できると自分にも釣れる気がしてホッとするもの。
橋の下流部は人もおらずいかにも良さそうな瀬と淵が続いていたのでまずはそちらから。
魚が悠々と定位して泳いでいる姿をイメージしてしっかりと川を観察してみたが水中に靡くのはごみばかり。
境橋上流から山並みを望むと先には富士山が見える。
富士山は白い冠を被った方が美しいと思いつつ、2014年に息子と富士山に登ったことを思い出す。
橋から上流500m程度を釣り上がるも生物反応無し。橋の上流部の淵が気になっていたので戻ってみると先行者が丁度退散するところだったので少し流してみたが、魚の気配も反応もないためあまり深入りせずに次のチェックポイントである桂川公園前へ移動。
桂川公園前の流れへ
ブログやYoutubeで見慣れた景観。
なるほどこんな感じかとイメージとすり合わせをしながら一帯を見渡し状況を把握。
橋から川を覗くも魚の気配はなかった。
翌日が放流日と聞いていたので魚が最も薄い状況とは覚悟していたが、少々がっかりしつつも梯子をつたって川に降りてポイントを探りながら上流へ。
川沿いに田んぼが開けていた。
稲穂が首を垂れ暑かった夏の終わりを感じる。
良さそうな感じと思い梯子を伝って川を降りてみたが反応無し。
初めての川は状況が良く分からず手数を打つしかない。
川沿いを歩きながら良さそうな場所があってもすぐ川に降りられないのがこの川の不便なところ。
暑い中で梯子を昇降するのは結構辛どい。
運動不足を感じる・・・
梯子の間隔が広い所があって足が上がらいのだ(>_<)
更に上流部に足を運ぶと立派な滝が出現。
ネット検索してみたが特にヒットしない。名もなき滝だろうか。
滝つぼの渕尻を流していると念願の初ヒット!
チビニジだが丁寧にネットに入れて逃がすまいと記念撮影。
坊主回避で少し気持ちに余裕も生まれ、改めて滝を見ても結構、立派な滝。
川を上がり畑のあぜ道沿いに更に上流へ。
ちょっとした瀬と淵がありタイミングによりそうだが丁寧に見逃さずに川底を除いてみるも魚の気配はなし。
そのすぐ上流に取水のためと思われる堰堤があり、その付近も良いとの情報を頂いていたのでチェックするも残念ながら魚影は確認できなかった。
一旦、公園駐車場まで戻り、せっかくなので有名な吉田うどんでも食べて気分転換と思っていた。気持ち半分は帰ろうかとも迷いつつ。
駐車場でウエーダーを脱いでいると、隣にこれから入釣するとのことで準備を始めたご年配のフライフィッシャー。
挨拶を交わして会話をしているといつも通っている方のようで釣り場の情報を色々と教えて下さった。キロ鱒と言われるいわゆるデカニジも川で見かけたよと言われるので案内していただいた。
ふれあい橋の下流2箇所で確かにデカニジを確認。
俄然やる気が出てきた!
更にヤマメがライズする場所も教えていただいた。
通い慣れた方の生の情報は本当にありがたい。
取り敢えずウエーダーも脱いで気持ちはうどんにセットされていたので近くのうどん屋さんへ。
暑いので無難に冷やしうどんをセレクト。
揚げ玉、ネギはセルフで追加可能。
500円しなかったがボリュームも十分。
食べた感想は美味しくて満足だった。
何といってもコシが凄い!ただでさえ面が太目なので固さが凄い。癖になりそうなコシの強さだった。
次回もまた食べたい。
川に戻るとふれあい橋から再度、川を覗いてみると居るいる!
デカニジが悠々と泳いでいた。
橋の下流部にもいる。
早速、川に降りて河原から魚影を確認。
立ち位置を決めてフライを投入すると何と2投目でヒット。
これも朝一の宮下橋と同じく、釣れると思っておらず油断があった。
案の定のバラし。
痛恨過ぎた。
橋の下流部の魚も護岸上から魚の位置を確認、それから梯子を伝ってその場所に行くまでに一度目を離す訳だが接近の仕方が悪かったのかいるべき場所に魚がいない。見えていないのか、場所がずれているのか、周囲を見るも結局は見つけられず。
もう一度川を上がって護岸上から覗いてみたが魚はいなかった。
どのタイミングで魚が動いたのか分からずまま、再び、ふれあい橋下の魚を橋上から覗いてみると泳いでいる。
魚の位置を確認し、また梯子を伝って川に降りてフライを投入。
こんなことの繰り返しで何度もチャレンジするも一向にヒットせず。
梯子を伝って降りるという行為がなければ良いのだが・・・結構辛どい。
橋の下流部の深みに悠々と定位するニジマスを見つけ、ガン玉2Bを2個に増やしてガッツリ沈めても流れが上下流で複雑で中々口元に届かない。
何度も流しているうちに見えていなかったチビニジがヒット。
貴重な2匹目として大切に記念撮影。
その後、天気が怪しくなってきてまさかのゲリラ豪雨。真夏日の晴天から一転だった。
雨具は用意がないのでしばしベンチで休憩。
子供たちが近くで遊んでおり騒々しかったが、朝も早かったのでしばし寝入ってしまった。
起きると雨も上がっており再度川へ。
少し川が濁ってしまったが30分程度で再びクリアに。
最後はふれあい橋下のニジマス相手にしつこくフライをとっ変えひっ換えやってみたが完全スルー。
そのうちに日も落ちてきて魚も見えずらくなり気持ちが萎えてきたところにまさかの再度ゲリラ豪雨。
完全に心が折れてジエンド。
結局、デカニジは掛けられずチビニジ2尾で終了。坊主の心配もあった為、それを回避出来ただけでも良かったが、次回こそは必ずやリベンジ。
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